20枚くらい持っていたパンツが一気に寿命をむかえてしまい、風呂上がりに当惑しているライターの加藤ジャンプです。

人生風通しよく、が僕の座右の銘ですから、はいているのはトランクスです。スースーしてないとダメです。ボクサータイプもためしたことがありますが、鏡に写った自分はガードルはいたおばちゃんにしか見えませんでした。万万が一、何かの時に、ベストの自分をプレゼンしたいので、やはりトランクスを常用しております。
トランクスというのは大雑把に言うと4つくらいのパーツでできてます。これが寿命をむかえると見事にパーツごとにバラバラになるのです。最初はスリットみたいに、横が裂けてきます。ミッキー・ロークがボクシングで着用して村上里佳子がきゃあきゃあ騒いでいたあのセクシートランクスみたいです。そのあとは、左右の尻パーツ、股間などの糸がほつれ、最終的には、アダモちゃんの腰蓑というか、鯉のぼりの吹き流しを着ているようなものです。この状態でズボンをはいたら、地肌がくっつきかねない、最早下着としての機能はほとんど放棄した状態です。
そんなことになる前に手を打てばいいんですが、寿命ギリギリのパンツの生地の風合い、みなさんは知ってますよね? それはガーゼを越えたシルキータッチ。一人の男の人生が生み出す究極の肌触り。なにものにも代え難い、極め付きの心地よさなのであります。ゆえに、暖簾みたいに成り下がるまで使いつづけてしまうのです。そんなところに暖簾を掛けておいても、
「まだ、やってる?」
なんて入ってくる人もいませんし、これは寿命と諦めて、新調しようとAmazonを見てたら、疲れてしまいこれを書いているわけです。
ちなみに、僕はエコおじちゃんなので、寿命をむかえたパンツで靴を磨いたら、ものすごく奇麗に仕上がりました。