とりあえずトヨタがんばれ…

先週パソコンが壊れてにっちもさっちもいかなくなり、仕方なく新しいのを買うにいたった。こういうものは日進月歩とはよくいったもので、しばらくしないうちにとても性能がよくなっている(気がする)。自信をもって進歩した、と断言できないのは、どこがどのくらい発展しているのか俺にはよくわからないからで、とりあえずは、褒めて褒めて壊れないように機械にすりよっていこうというのが魂胆なのである。

たしかに前に持っていたのは、ペラペラでスポーツカーみたいにペッチャンコななりをしていたせいか、無闇に本体が熱をおびてくるくせがあって、そうすると機械の動き方がおかしくなるのがわかってきたので、あるときから保冷剤を使ったりなんかして、なだめすかして使っていた。すぐ熱を出す子供と冷えピタシートみたいなわけだが、わずか2年たらずの使用で、すっかりおかしくなってしまったのだからまいってしまう。

しかし、考えてみれば、ただ1台のパソコンを、「権藤、権藤、雨、権藤」どころではない、机上に雨は降らないので完全無休で酷使しているのだから、2年でダメになってもしかたないことかなあとも思う。そういう意味で冷蔵庫やテレビ、それに自動車なんて機械はすげえなあ、と感心していたのだが、パソコンなんて一日中俺の毛むくじゃらの手にぶっ叩かれ、いろんなことをやらされているんだから、冷蔵庫と一緒にしたらかわいそうかとも思う。かといって冷蔵庫をバカにしているわけではない(かように機械に対して平等かつ優しくなっているのは、なだめて褒めて使っていないと、突然言うことをきかなくなる気がしているからである)。

とまれ、毎日ブログを更新して、これからは真鍋かをりみたいになるんだあい、なんて淡い野望すら抱く前にこわれるのだから機械と人間というのは因果なものである。それで、古いパソコンのハードディスクを取り出してたたき壊してから廃棄だなと思いつつ、最後に一回だけ立ち上げてみようかなと思ったらなんとなく起動したから驚いた。とりあえず、中身を全部消し去ってまた一晩置いてみようと思うが、きっと今度は立ち上がらないような気がする。これがイタリア車だったり猫だったりすると、「そういうところが可愛い」となるが、パソコンはそうはいかない。言ってみれば最高速度500キロのカローラ(レクサスでもプリウスでもいいけれど)。そういうパソコンがほしい…くもないか。