R0011288JUMP亭に来てくれたK氏と、同じJUMP亭イベントで知り合ったKマン氏とうちのDWの4人で酒を飲んだ。学大にある静かなお店で、時々行くのだが、いつ行ってもうまい。美味いかどうかはメンツ次第ということは真理だと思っているが、そういう意味で、昨日の飯はかなりの美味しい仕上がりであった。

ダブルK氏は旧知の仲だそうで、二人とも仕事をしながら表現活動をしている。先日のイベントではK氏がキーワードに「存在を照らす」と一言書いてくれたのだが(このワードは結構苦戦したが、JUMP亭第二章以降に大きくかかわるキーワードになっているのだ)、俺はてっきり洞窟の比喩とか、そういうのだと思っていたら、アウグスティヌスですよ、とK氏から教えられ、さっそく「告白」を購入。全然読んだことがなかったのだが、これがぶっ飛んだ話で、単純にアウグスティヌス’Sライフを追うだけでも充分面白くてまいった。

とまれ、そんな具合にみんな、いろいろと話をしていると、これは大げさに言ったら「知の交易」であって、ああ人間にしかできない楽しいことをしている、と思ったりして。それで、俺は調子にのって「アイドルはシラー」などと暢気なことを宣わっていたが、店を後にして偶然にも学大ガード近くの路地にお洒落古書店を発見したKマン氏が

「交換こしましょうよ」と提案した。俺は頭の中で「「知の交易」ってすげえかっこいい言い方」と内心で自画自賛していたところだったので、それを実行する「本の交換」という提案に一気にボルテージが高まり、超積極的に渉猟し1冊を交換用に、残りはまったくの個人的趣味で購入した。

結果、

「トールキン小品集」「南方熊楠稚児談義」「カタロニア讃歌」「フロイトのセックステニスー性衝動とテニス」という超連立政権みたいな顔ぶれが出そろった。ちなみに、俺のところには、K氏からカタロニア讃歌が手元に。食事中、「1Q84」が話題になり「オーウェルとのからみは」なんて話題があったので、そこへのリンクなのであり、いやはや粋
。ちなみにDWのもとには「フロイトのセックステニス」。「知の交易」はやめられない。