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 最近、猛烈に締めたくてしかたないの。

 にわかに工具熱が燃え上がっていてドライバーやらニッパーやらペンチやら、ちょこちょこと買い集めているのだが、もう眺めているだけで幸せ。

 こういうものは、もう形が最高にかっこいい。しかも、微妙な差なんだけれど、ものを作れば絶対仕上がりに差が出るのが道具というもの。

 ドライバーはPBというのに決めている。スイスのなんだが、これを使うとネジ山がつぶれない、もといナメナイ…らしいが、まだ眺めているだけなのでそんなによくわからないが、いかにもナメナさそうなエッジの美しさ。スイスとかドイツってのはどうして、こうもドキドキする道具を作るんだろうか。

 それから、先日万年筆の胴軸の中にコンバーターがはまり込むという恐ろしい事件がおこったのだが、その時、大活躍したのがドイツのKnipexのラジオペンチ。ペンチというと蝶番部分に切断用の歯がついているのがほとんどだが、これはない。そこがいいのよ。力はしっかり伝わるし余計なところに傷がつくことがない。ドイツやるなあ。かっこいいなあ。

 とはいえ、こちらのペンチの出番もまだ、件の万年筆インシデントの時だけ。

 しかも、つい先日1500円と安価だったので、工具ケースをまたしても買ってしまい、これがスウェーデンのBAHCOという魚のマークのかっこいい布製のケースなんだが…実はまだ入れるものがない。だって俺の仕事は字を書いてるばっかりだからモンキーレンチとかトンカチとかほとんど使わないもの。でも欲しい。

 とりあえず、ドライバーデビューさせたい。

 あああああ。なんか締めさせてくれええええ。その前に俺の体を締めないと日曜大工でお腹がつっかかるわね。